日本から台湾に国際小包やEMSを送る方法(航空便、船便、EMS)

大家好、逐家好、皆さんこんにちは。台湾小路へようこそ。

この記事では、日本から台湾にEMSと国際小包(航空便、船便)を送る手順についてご紹介しています。

留学や駐在などで台湾に大きな荷物を送りたいとき、台湾のご友人に大きな荷物を送りたいときなどは、郵便局の「国際小包」の航空便や船便、速達にあたる「EMS」が便利です。

目次

準備から出荷までの流れ

STEP
段ボールを用意する

国際郵便は雑に扱われるので、頑丈な段ボールの方が良いです。余りにもペラペラな段ボールはやめましょう。パソコンで「送り状」を作成する時に、中身の荷物を種類別に計量しなければならないので、まだ真剣に梱包するのは控えてください。台湾に送る場合、EMSと国際小包(航空便、船便)のサイズ規定は以下の通りです。

最長辺1.5m以内
最長辺+胴回り3m以内
最大重量30kg
STEP
送り方を決める

台湾へ送る場合は、EMS、航空便、船便の3種類から選べます。EMSはいわゆる速達で届くのが一番早く、その次に航空便が早く、船便が一番遅いです。値段もEMSが一番高く、船便が一番安いです。私は航空便を2020年と2021年に計3回利用したことがありますが、早くて5日間、遅くて2週間弱かかりました。2022年現在も飛行機の便数が少ないので、郵便局のウェブサイトに書いてある日数より遅く届く可能性があります。

種別早さ(日本→台湾)値段
EMS3日程度最も高い(5kgの場合:6300円)
航空便5日〜2週間弱次に高い(5kgの場合:4850円)
船便1ヶ月程度最も安い(5kgの場合:2800円)
STEP
輸入禁止物の確認

「牛肉」系の食品は全て台湾に送れないので気をつけましょう。その他は郵便局のウェブサイトで確認してください。

STEP
郵便局のサイトで送り状の作成

2021年から送り状は全てネット入力→印刷することになりました。手書きでは送れないんです。国際郵便のマイページで作成しますが、これが少々面倒臭いのでこの後詳しく解説します。

STEP
郵便局に荷物を持っていき、出荷

送り状の作成が完成したら晴れて出荷できます。

郵便局のサイト送り状を作成する

それでは最も厄介な、送り状のネット作成について細かく解説していきます。2021年から国際郵便を送る際には、電子版の送り状を作成することが義務付けられました。手書きで国際郵便の送り状を作成するのはもうできません。パソコンの方が操作しやすいので、パソコンでの入力をおすすめします!

STEP
アカウント作成

まずは国際郵便マイページサービスにアクセスし、「はじめての方」の「個人のお客様」を選択します。その後、「お客様情報」を全て入力し、「利用規約に同意」します。

STEP
送り状の作成

アカウント登録が完了したら、マイージにログインし、「送り状の作成」を選択します。

STEP
ご依頼主の登録

今後のことを考えて、「アドレス帳から選択」の「ご依頼主住所の追加」をクリックし、アドレス帳に住所を登録しておきましょう。ここで入力する住所と名前は、ご自身のものです。登録完了したら、その住所を選択し、「次へ」をクリックします。

STEP
お届け先の登録、選択

先ほどと同様に、「お届け先住所の追加」をクリックし、住所を登録します。

2022年から台湾に国際郵便を出す場合は、英語以外にも繁体字中国語で送り先の住所や名前の入力ができるようになりました。例えば、台湾留学をしている子どもに国際小包を送りたいけど、中国語で文字が打てないから英語で入力したいという方は、お子様に英語の住所を聞くか、こちらの台湾の郵便局の住所英語変換ページで英語住所に変換してもらってください。

記入例

【お名前】男性:Mr. Taro Yamda
女性:Ms. Hanako Yamada
【国名】TAIWANを選択
【住所1】Rm. ◯, ○ F.
【住所2】No. 〇〇, 〇〇 St., 〇〇 Dist.
【住所3】Taipei City
【州名など】記入不要
【郵便番号】必須ではないですが、分かれば書きましょう。
【ご連絡先電話番号】受取人の番号(書いた方がいい)
【ご連絡先FAX】記入不要
【メールアドレス】受取人のアドレス(知っていれば書く)

「住所1〜3」と「州名など」は何を書いたらいいか迷うかもしれませんが、特に決まりはありません。「住所1」にRm(室)、F(樓)、「住所2」にNo(號)、St(街)Sec(段)、Dist(區)など、「住所3」にCity(市)やCounty(縣)を書けば大丈夫です。もし文字数制限で入り切らなかったら、Cityを「州名など」にズラして、他の住所も一つずつズラしていけば大丈夫です。

相手が郵便局で受け取りたい時

国際小包はいつ届くか分かりませんし、自宅で受け取るのは不便だから、郵便局で受け取りたい場合もあるかもしれません。そんな時は、「局留め」という方法を使います。

英語で住所を書く場合は、「お名前」の欄に「POSTE RESTANTE:受取りたい郵便局の名前(Recipient:受取人の名前)」と入力します。POSTE RESTANTEはフランス語で「局留め」、Recipientは英語で「受取人」の意味です。

例えば、古亭駅近くにある古亭郵便局で受け取りたい場合は、以下のように入力します。

【お名前】POSTE RESTANTE : Taipei Guting Post Office (Recipient: Mr./Ms. ローマ字の名前)
【国名】TAIWANを選択
【住所1】No. 232 ←郵便局の住所
【住所2】Sec. 2, Nanchang Rd. ←郵便局の住所
【住所3】Zhongzheng Dist. ←郵便局の住所
【州名など】記入不要
【郵便番号】 100037 ←郵便局の郵便番号
【ご連絡先電話番号】受取人の電話番号(書いた方がいい)
【ご連絡先FAX】記入不要
【メールアドレス】受取人のアドレス(知っていれば書く)

STEP
発送種類の選択

発送種類の選択をします。段ボールで送る場合は、「EMS(物品)」または「国際小包」を選択します。「国際小包」を選択した方は、「航空便」か「船便」を選んでください。

STEP
内容品の入力

ここからが面倒臭い作業です。全ての物に対して、英語で内容品名と単価、個数を入力しなければなりません。

単価についての注意

絶対にやっていけないのは、馬鹿正直に単価を入力しないこと。高価なものになると、受取人が関税を払うことになりますから、ひとつ10円くらいで適当に価格を決めてしまって大丈夫です。新品かもしれませんが、それはもう既にあなたが購入したものを送るわけなので、その時点で中古と見なせますから気にせずにやっすい値段をつけましょう。

内容品総額は自動で計算されますが、「単価×個数」+「単価×個数」+….=「内容品総額」というように計算されます。単価を高く設定しすぎて、個数も多いと、総額が大きくなってしまうので、そこら辺は上手く調整しましょう。

内容品種別

留学中・駐在中の家族に物資を送るときや、台湾のご友人にプレゼントを送る場合は、「贈物」を選んでください

内容品名の英語訳

日本語英語訳
Tシャツなどの簡単な服は纏めてT-shirts
上着系Jackets
ズボン系Pants
書籍系Books
しょっぱいお菓子系Chips
甘いクッキー系Cookies
グミ系Gummi Candies
チョコレート系Chocolates
麺系Noodles
お茶系Teas

出来るだけ細かく書いた方が良いとは思いますが、書き出したらキリがないので、似たものは大雑把に括ってしまいましょう。その他の英語訳は郵便局の「内容品目の日英訳」で確認できます。頑張りましょう。

STEP
発送関連情報の登録

【発送予定日】発送する予定日を選択します。発送予定日の前後7日以内であれば出荷を受け付けてもらえます

【番号/総個数】一つだけ段ボールを送るのであれば、1/1です。

【総重量】単位は「g」です。とりあえず体重計に載せてみて、大体の重さを計りましょう。郵便局で局員さんが正確な値を計ってくれます。

【保険付】ご自身で判断なさってください。

【特別取扱】受取通知が欲しい場合は、国際小包なら290円で追加できます。送り状に書かれている「お問い合わせ番号」でも自分で調べられるので、私なら追加しません

万一到達できなかった時の指示

そんなこと滅多にないと思いますが、私は「最も経済的な線路」で「返送」を選んでいます。

税関告知書・インボイス

【インボイス印刷指定】「規定枚数印刷する」にチェックします。

【有償/無償】は「無償」で大丈夫です。

配送ステータスメール設定

通知してほしい段階全てにチェックを入れます。私は全てにチェックしましたが、連絡が来たことは一度もありません笑

STEP
登録内容の確認

間違えていると届くのに余計な時間がかかったりするので、ここで入念なチェックをしておきましょう。問題なければ、「送り状を登録する」をクリックします。

STEP
送り状を印刷

「注意事項に同意して送り状を印刷」をクリックすると、PDFファイルがダウンロードできるようになります。A4用紙に片面印刷をします。1枚目の送り状と2枚目の税関告知書にサインをする欄がありますので、事前にサインをしておきます。これらの紙を入れるパウチというものが必要ですが、荷物を郵便局に持っていった時に貰ってください。

これでサイトでの作業は終了です。梱包を終えたら、郵便局に荷物を持っていきます。

郵便局に荷物を持って行く

梱包を終えた荷物、印刷した送り状等、現金を持って郵便局へ行きます。

国際郵便に慣れていない田舎の郵便局や小さな郵便局は、局員さんが慌て出すのでそれもついでに楽しんでください。

一般の郵便局であれば、郵便の受付時間は午前9時から午後5時まで。ゆうゆう窓口が設置されているところは、朝7時から夜7時まで受け付けしている場合があります。詳しくは「郵便局を探す」から調べてみてください。

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この記事を書いた人

阿成のアバター 阿成 台湾小路 代表

日本の大学に在籍しながら、台湾に語学留学中。
台湾華語と台湾地域研究の勉強をしています。

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