大家好,逐家好,皆さんこんにちは!台湾小路へようこそ。
今回は、台北市内の「大稻埕」を観光する際のおすすめスポットをご紹介します!歴史的な建物から最新のおしゃれカフェまで色々なものがあり、1日中遊べるかと思います。久しぶりの記事で、気合いを入れて書いております。大稻埕を観光したい方にはかなり参考になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧いただければ嬉しいです。
「大稻埕」の基礎知識
「大稻埕」の発音
拼音:Dà dào chéng
注音:ㄉㄚˋㄉㄠˋㄔㄥˊ
片仮名:ダーダオツェン/ダーダオチェン
音読み:だいとうてい
「大稻埕」の歴史
淡水河に隣接している大稻埕は、1860年、淡水河の河口付近に淡水港が開港して以降、茶葉・漢方薬・布地の交易でかつて物凄く繁栄した地域です。淡水河の交通手段としての役割が減少していくとともに、大稻埕の繁栄も衰退していきました。しかし現在でも迪化街(Díhuàjiē/ディーホアジエ)と呼ばれる問屋街を中心に、問屋や雑貨屋、カフェなど様々なお店が軒を連ねており、現地の方や観光客で賑わっています。
大稻埕では何が出来る?
大稻埕では、レトロな街並みの写真を撮ったり、何十年も前の台湾の雰囲気を体感できる一方、最近では新しいお店が続々と出店し、モダンなおしゃれな台湾も楽しめます。台北市内なので気軽に行けますし、一日中遊べます。
前半では大稻埕の観光スポットを、後半では大稻埕のグルメ&カフェをご紹介します。他の方のブログではあまり紹介されていないけれど、自信を持ってオススメできるお店もいくつか載せていますので、かなり参考になるかと思います!ぜひ最後までご覧ください。
※ 迪化街には中藥(zhōngyào/漢方薬)のお店が大量にありますが、私は一切興味ないのでこの記事では紹介しません笑

「大稻埕」への行き方
大稻埕へはMRT(捷運)で行くのが便利です。
最寄駅①:松山新店線(グリーンライン)の北門站(Běiménzhàn/北門駅)3番出口
最寄駅②:中和新蘆線(イエローライン)の大橋頭站(Dàqiáotóuzhàn/大橋頭駅)1番出口
最寄駅③:淡水信義線(レッドライン)の雙連站(shuāngliánzhàn/双連駅)1or2番出口
雙連站は少し距離があるので、北門站または大橋頭站が便利です。
大稻埕のおすすめ観光スポット
大稲埕慈聖宮(媽祖宮)- 媽祖
大稻埕慈聖宮(Shèngcígōng)、俗に媽祖宮には、道教の中の航海の守護神で女神の媽祖(Māzǔ)が祀られています。媽祖が祀られている廟は台湾各地にありますが、例に漏れず大稻埕にもあります。門前には屋台が並んでおり、台湾グルメが食べられます。阿蘭の吻仔魚炒飯(しらす炒飯)、鼎邊趖(スープ、色々なお店にあります)等々美味しいグルメがたくさんあります。広場に並べられた椅子に座って食べる際は、買ったお店の名前が書かれたテーブルを使うように気をつけてくださいね。

新芳春茶行 – お茶の博物館
新芳春茶行(Xīnfāngchūn Cháháng)は、台湾茶の歴史と文化を知れる博物館です。元々はとある茶商の製茶工場兼住居で、廃業後は台北市政府に寄贈され、2016年にリノベーションされました。製茶の機械や道具が展示されており、お茶が出来るまでの工程を知ることができます。観覧料は無料。営業時間は10:00〜18:00、月曜日と火曜日は休業です。(先日訪れた時は、館内の消毒で入れない時間がありました。防疫のために数時間ごとに消毒しているようです。)2階は「別境書房」という名前の本屋さん兼お茶屋さんで、台湾のお茶に関する書籍を販売しているコーナーと、お茶を座って頂けるコーナー(有料)があります。
新芳春茶行のFacebook
新芳春茶行のInstagram
新芳春茶行のウェブサイト





他には、文山包種茶、凍頂烏龍茶、木柵鐵觀音茶、野生紅茶があります

迪化街十連棟のあたり – 赤レンガのレトロな通り
迪化街十連棟は、赤レンガの建物が10棟繋がっている建物です。向かい側にも赤レンガなどのレトロな建物が並んでいて、どこか懐かしさを覚えるフォトジェニックな場所です。この建物群のお店に用事はなくても、写真だけでも取りに行きたいですね。日が暮れるまでに行くと良いと思います。


大稻埕碼頭 – 淡水河越しに眺める対岸の夜景
大稻埕碼頭(碼頭mǎtóuは日本語で埠頭/船着場)は淡水河の碼頭の1つで、かつてはとても繁栄していましたが、淡水河の交通手段としての機能が失われていくとともに、大稻埕碼頭も衰退の一途を辿りました。そんな碼頭から望める淡水河対岸のビル群の景色は、特に夕方から夜にかけて綺麗です。「大稻埕碼頭」で検索すると綺麗な写真がたくさん出てきます。写真好きならぜひ行っておきたい所です。私も撮影してみましたが、天気も時間も悪かったので思うような仕上がりにはなりませんでした。川辺ですから、秋冬の夕方から夜は冷えるので気をつけてくださいね。

永樂市場 – 布の市場
永樂市場(Yǒnglè Shìchǎng)は「布」で有名な市場です。一階では食料品が、二階では布が売られています。ここで売っている客家花布は有名です。台湾小路ライターのEJ Huangの祖父は、かつて永樂市場で布を売っていたそうです。営業時間は10:00〜18:00、日曜日は休業です。


ここの刺身が美味しいらしい
大稻埕のおすすめグルメ&カフェ
COFE – チョコレートの形をした台湾茶!?
「COFE」は、雑貨屋「印花作夥」の2階にあるカフェ。2階へは、雑貨屋さんの店内中程にある階段から昇ります。こちらのカフェの目玉は、COTEとCOFEです。COTEとCOFEは、一見するとチョコレートなんですが、COTEは台湾茶から、COFEは台湾コーヒーからできた特別なスイーツです。チョコレートの原理で、カカオ豆の代わりに台湾茶あるいは台湾コーヒーを使い、これにカカオバターを加えて風味を抽出し、台湾大豆の粉で乳化させて作ります。COTEやCOFEの他にも、コーヒーやお茶、おしゃれな食事も頂けます。営業時間は10:00〜18:00、火曜日は定休日です。





森高砂咖啡館 – 台湾産コーヒーが飲めるカフェ
森高砂咖啡館(Sēngāoshā Kāfēiguǎn)では、台湾産のコーヒーが堪能できます。コーヒー豆と言うと、中南米やアフリカが産地として有名ですが、実は台湾の気候もコーヒー豆の栽培に適していて、品質の良いものが取れるそうです。店名に用いられている「高砂」は、台湾原住民の日本統治時代の総称「高砂族」に由来しています。と言うのも、台湾産コーヒーの栽培には、今も昔も原住民の方々が欠かせないようで、原住民の方々への敬意を込めて店名を名付けたそうです。コーヒー好きの方はぜひ一度足を運んでみてください。営業時間は12:00〜22:00、年中無休です。大稻埕にある本店の他にも、華山文創園區や中山にも分店があります。
森高砂咖啡館のFacebook
森高砂咖啡館のInstagram
森高砂咖啡館のウェブサイト




妙口四神湯. 肉包專賣店 – 胡椒が効いた超超超美味しい肉まん
こちらは、四神湯と肉まんを売っているお店。ここの肉まんが胡椒が効いていて本当に美味しいんです!グルメ好きの語学学校の先生が連れて行ってくれました。1つで良いので買ってください。肉まん1つで20元です。美味しいです。本当に。営業時間は11:30〜17:00、月曜日は定休日です。


小廚師花枝羹 – イカのとろみスープ
こちらは花枝羹(イカのとろみスープ)の老舗。営業時間は11:00〜19:00、日曜日は定休日です。Googleの営業時間には土曜日もやっていると書いてあるのですが、私が土曜日に行った時は、「土曜日は忙しくて嫌だから、冷凍獅子頭しか売ってないんだよ。」と言われてしまいました。ここは、平日に行くのが良いですね。

星巴克 保安門市(保安店) – 日本統治時代の建築物を生かしたレトロなスタバ
大稻埕にあるスターバックス保安店は、日本統治時代に建てられた西洋風なレンガ作りの建物の中にあります。提供されているドリンクは他のスタバと変わりませんが、外観も店内もレトロな雰囲気なので現地の人にも人気な店舗です。大稻埕のこの店舗限定のマグカップもあります。営業時間は7:00〜22:00、年中無休です。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
夜ご飯は近くにある寧夏夜市に行くのも良いかと思います。
では、気をつけて行ってらっしゃい!